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「DV彼氏と別れたいけど別れる事ができない」
あなたはそう悩んでいませんか。
実は私の友達にも「彼氏に暴力を振るわれたから別れたいのに、別れを切り出すと優しくされるから許してしまう。もしくは怒鳴られたり、キレて脅されたり、彼氏がパニックになって泣き出してしまうから別れられない」という人がいました。
別れたいのに別れられない。
本当に辛いですよね。
でも大丈夫です。
どんな彼氏であれ「別れられない」という事は無いです。
今回は「DV彼氏と上手に別れる方法」を紹介します。
恋人からモラハラや暴力を受けている女性の皆さん、「あなた自身の幸せのため」にも、暴力を振るう男とは早く縁を切ってしまいましょう。
暴力彼氏との共依存関係を断ち切ろう
身体的な暴力にしろ、言葉のみの精神的な暴力にしろ、暴力を振るう男性とその彼女との間には「共依存の関係」が生まれやすいです。
共依存・・・あなたも聞いたことがあるのではないでしょうか?
あなたは彼氏からDVを受けた時、あるいは、彼氏に別れを切り出して彼氏から縋りつかれた時「この人は私がいないとダメなんだ。この人だけが私を必要としてくれている。この人を救えるのは私だけだ」と感じた事は無いですか?
もし、少しでもそのように感じた事があるなら「共依存」に陥っているかもしれません。
特に自分の両親(母親や父親)と良い関係が築けなかった人は「異性との共依存になりやすい」とも言われています。
目を覚ましてください。
確かに彼は「あなたを必要とし、あなたなしでは生きていけない」ように見えますが、そうではありません。
彼は「自分を甘やかしてくれる女性」なら誰でもいいんです。
そして彼自身も「あなた」がいることであなたの存在に甘えきり、自分自身の足で立って歩く事ができない状況なんです。
あなたの人生のため、そして彼の人生のためにも、勇気を出して彼との関係を断ち切りましょう。
そして「彼との関係を終わらせる覚悟」ができたら、実際に行動に移しましょう。
行動に移す前に「本当に彼はDV男性なの?私達の関係って異常なの?」と迷ったら以下の記事を参考にしてください。
DV彼氏との別れ方~円滑に別れる方法は?~
同棲している人は少しずつ引っ越しの準備を
もし暴力を振るうような怖い彼氏と同棲しているなら、少しずつ「引っ越しの準備」をしておきましょう。
その際、絶対に彼から「引っ越しの準備をしている」と悟られていはいけません。
「物が増えたから整理するね」と言って少しずつ少しずつ身辺の整理整頓を始めてください。
そして同時進行で新しい物件を借りて、いつでも引っ越しできるように準備を行ってください。
もし「金銭的に引っ越しはキツイ」という場合、友達の家に居候させてもらったり親に連絡して助けを求めるのも良いですね。
引っ越し準備が全て整ったら彼がいない日に「この日!」と決め、彼に秘密で引っ越ししてしまえばそれでOKです。
彼氏へはラインか手紙で別れる旨を伝え、その後「ラインはブロック&電話は着信拒否」にしてしまいましょう。
これだけで彼氏との関係をリセットする事ができますよ。
ワンポイント
この際、周りの友達に「暴力を振るう彼氏と別れたいから、新しい住所は絶対に誰にも教えないで。ストーカーになりそうで怖いから」と伝えておいてくださいね。
せっかく彼氏から逃げられる事ができたのに、新しい住所にまで彼氏がやってきたら大変です。
ここのところは必ず徹底しておきましょう。
直接別れを伝えたい人は友達を同席させて
もし「彼氏に会って直接別れを伝えたい」という人は必ず友達や家族を同席させてください。
というのも、DV男性というのは彼女から別れを切り出されたら、逆上してあなたを殴ったり蹴ったり怒鳴ったりしてくる可能性があります。
暴力を振るわれないためにも「第三者の立会」が必要です。
暴力を振るわなかったとしても、信じられない程優しくなったり、大きな声で泣いて縋り付いてくる男性もいるでしょう。
全てあなたを引き止めるための行動で普通の人だったら「こんな人とは早く別れよう」と思う事なのですが、もしあなたが「共依存関係」に陥っている場合「もう少し彼氏を信じてみよう」と思ってしまう可能性があります。
そうなるといつまでも彼氏と別れる事ができません。
彼氏とキッパリと別れるためにも必ず誰かと一緒に別れを切り出してくださいね。
公共の場所を選んで別れる
もう1つ注意してもらいたいのは「別れる場所」です。
モラハラ、パワハラ男性に別れを切り出す時は「お互いの部屋」のような密室を選んではいけません。
そのような場所では彼があなたに暴力を奮ってくる可能性があります。
別れる時は「ファミリーレストラン」のような人目がつく場所で、人が多い時間帯(できたら昼間)を選びましょう。
もちろん、この時も「誰かに同席してもらうこと」を忘れないでくださいね。
どうしても別れられない時は「配偶者暴力支援センター」を使う
「彼氏が怖くてどうしても別れられない」
「何をしても彼氏が別れてくれない」
そのような時は国の制度である「配偶者暴力支援センター」を活用するのも1つの手です。
「結婚していない状態で利用できるの?」
と思われるかもですが、DV被害者の場合「加害者が交際相手」の場合でも相談する事ができますし、逃げる場所がないという場合は保護してもらう事もできますよ。
「でも、相談するのが恥ずかしい」
そんな心配も不要です。
平成29年度には10万人もの人がこの配偶者暴力相談支援センターへ相談していて、無事に男性から逃げられた女性もたくさんいます。
一番良くないのは「こんな事相談しても無駄だから。私が悪いから仕方ない」と自分を責めて誰にも相談できないパターンです。
自分一人だけだと「正常な判断」ができなくなってしまいます。
もしもの時は遠慮せず国の機関を頼ってくださいね。
ワンポイント
もし「でもどこに相談していいのかわからない」という場合は・・・
0570-0-55210
↑こちらが「全国共通の電話番号」になりますので、この番号に電話をしたら適切な相談機関を案内してもらえますよ。
「何をどうしていいのかわからない」という時は上記番号にかけてみてくださいね。
DV彼氏と別れられない時の対処法まとめ
いかがだったでしょうか?
最低な男性とわかっていてもなかなか別れる事ができない・・・そういうケースもあると思います。
別れたいのに別れられない。
本当に辛いですよね。キツイですよね。
そんな時はあなた一人で解決しようと思わずに、あなたの友達や家族、あるいは国の公共機関を頼ってください。
誰かに相談するだけでも心が軽くなりますし、あなた一人ではできないことも「誰かと一緒」ならきっとできますよ。
あなたはこれまで十分苦しんだんだから、これ以上苦しんではいけません。
勇気を出して彼に別れを告げ、そしてこれからは「あなたの幸せ」のためにあなたの大切な時間を使ってくださいね。